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彩の国連携科目

 彩の国連携力育成プロジェクトに参加する4大学(埼玉県立大学、埼玉医科大学、城西大学、日本工業大学)は、「連携力」のある人材育成を目的とした教育プログラムの開発を進めています。

 その主な成果が4大学の学生を対象とした「彩の国連携科目」5科目の開発と共同開講です。

 

 「彩の国連携科目」は、埼玉県立大学の IPE 基幹科目を基盤としたものですが、4大学の学生がともに学べるよう、共通教材の開発、教員の相互派遣、演習プログラムの開発、演習・実習の合同実施などを行ってきました。

 また、各大学において「彩の国連携科目」に該当する科目の設定とカリキュラムへの位置付けがなされ、4大学協働による連携教育が進められています!

 また、「連携力」のある人材が身につけている態度や能力について議論を重ね、「地域基盤型IPWコンピテンシー」を定め、「彩の国連携科目」で何を身につけるべきかを明らかにしました。

 

 各大学に全く同じ名称と内容を持つ科目やプログラムが設けられている分けではありません。

 「地域基盤型IPWコンピテンシー」を明らかにしたことで、各大学や学科の専門性やカリキュラムとの整合性を踏まえつつ、共通の学びの要素を持つ科目の設定・導入を行うことができました。

 

 これからは4大学の学生を対象として開発したプログラムを、他の大学・専門学校の学生や、社会人の教育にも活用することを検討しています。

 

ヒューマンケア論

 相手の思いに寄り添ってケアを提供するとことは、ケアの担い手である専門職の基礎であり、目指すべき到達点でもあります。連携大学では「ヒューマンケア論」において、援助を要する人々やケアをとりまく諸問題の専門家による講義、大学間共通のビデオ教材等を活用した授業が行われています。学生は講義やゲストの語り通して、ヒューマンケアの理念について学び、そのあり方を自ら考えます。

 

ヒューマンケア体験実習

 学生は「ヒューマンケア体験実習」において保健医療福祉の実践現場に赴き、援助を必要とする人々や専門職と直接的に関わることによって、他者と関わる姿勢、 多様な人間性や価値観を理解しようとする姿勢を中心に学びます。援助を必要とする人々の生活(過去・現在・未来)や思い、彼らを援助する専門職の思いや姿勢などを見て、触れて、感じて、連携・協働による支援に おいて基盤となるヒューマンケアマインドを学習します。

 

IPW論

 学生は、「IPW論」において患者・利用者中心の支援活動をチームで行うための基本的考え方とスキルを 学びます。チームメンバー個々人やその専門分野の特徴と多様性を理解しあうことの重要性を知り、チーム形成やリフレクションの理論と方法の学びを通してIPWの基盤となる知識を修得します。

 

IPW演習

 IPW演習は、事例を通し当事者を尊重した課題解決についての議論を多職種混合チームで行う演習です。課題解決プロセスやチーム形成の深化に加え、葛藤と合意形成、リフレクションなどIPWに必要な能力を体験的に修得します。また、「緩和医療」や「リハビリテーションと生活空間デザイン」といった多様な大学ならではのテーマ設定、模擬患者の導入、住宅模型の活用など、様々な工夫が盛り込まれています。

 

IPW実習

 IPW実習では、学生は保健医療福祉の実践現場に多職種混合チームで赴き、援助を必要とする人々や専門職等への関わりやインタビューを通して、地域でのより良い生活のための提案をする課題に取り組みます。利用者・集団・地域の理解と課題の発見・解決のプロセス、多職種の相互理解のプロセス、チーム形成のプロセスを体験するとともに、チーム体験を振り返り、自らの今後の課題を見出します。