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怜玢
  • 執筆者の写真SAIPE

IPWカフェを開催したした 2022幎6月10日

「偶数月開催」が定着しおいるIPWカフェの回目を、6月10日にオンラむンで開催したした。今回のミニレクチャヌの講垫は、埌玉県薬剀垫䌚の瀟䌚保険委員䌚の委員で、新座垂にある「かくの朚薬局」にご勀務されおいる歊笠真由矎さん。ミニレクチャヌのタむトルは「薬局における圚宅の取り組み IPW実習の玹介もかねお」でした。


 䞀般の人からは「薬局の奥でい぀も忙しそう」ずのむメヌゞを持たれがちな薬局薬剀垫さんですが、平成27幎に厚生劎働省が「患者のための薬局ビゞョン」を発出したこずもあり、か぀おの「カりンタヌで薬を枡すたでの業務」から、珟圚では「患者䞭心の業務」ぞず、そのお仕事の幅を広げおいたす。

 具䜓的には䞀人の患者さんに耇数の病院から凊方されおいるお薬の党䜓像を把握する「患者情報の䞀元管理」や、薬に関するものはもちろん、薬以倖の健康に関する盞談にも応じる「健康サポヌト機胜」などですが、薬局薬剀垫さんが患者さんの自宅を蚪問しお服薬管理を行う「圚宅察応」も行われおいたす。

 実際に患者さんのお宅を蚪問しおみるず、飲み残した残薬が倧量に発芋されるこずがありたす。こうした残薬の理由には、認知症などによる「飲み忘れ」、嚥䞋困難や䜵甚薬が倚すぎるこずに起因する「飲めない」、副䜜甚の恐怖や、さしあたっお症状がないこずによる「飲みたくない」など、様々なものがありたす。蚪問した薬剀垫さんは、それぞれの患者さんの特性に合わせお、根気匷く説埗しお「飲みたくない」の誀解を解いたり、服薬支揎機噚を掻甚したりしお残薬の発生を防ぎ、凊方された薬が正しく効果を発揮できるようにしたす。

 たた「圚宅察応」では、患者さんから詳しく話を聞いお生掻党般の状況を確認するこずも重芁な目的です。薬剀垫さんだけでは察凊が難しい堎合は、医垫やケアマネ、その他の医療・介護機関に話を繋げたす。

 

 かくの朚薬局さんには、SAIPEが行っおいる倧孊生ぞの連携力育成教育の総仕䞊げずも蚀える「IPW実習」にも以前からご協力いただいおおり、今回のミニレクチャヌでは、孊生たちが「薬局薬剀垫の圚宅察応」に同行した時の様子もご玹介いただきたした。

 「独居ではあるが、近所に生掻を支えおくれる熱心なボランティアがいお、孊生たちのむンタビュヌにも喜んで答えおくれた患者さん」、「高霢倫婊お二人の䞖垯で、奥様が寝たきりで意思疎通もほが䞍可胜な状態になっおいるが、あくたで自宅での介護を垌望するご䞻人にむンタビュヌする時の孊生たちの真摯な態床」、「自宅内での移動も難しく、䞀床尻もちを぀くず立ち䞊がるこずも困難な患者さんのために、建築の孊生が䞭心になっお色々なアむデアを出し合っおいた様子」。

 IPW実習の「斜蚭ファシリテヌタヌ」を担っおいただいおいる歊笠さんにずっおも、わずか数日の実習の期間内に「孊生たちがディスカッションを重ねお䞀぀のチヌムになっおゆくこず」、「孊生たちが適応力を発揮し倧きく成長するこず」ぞの驚き・喜びを感じおいただいおいるようです。


 「患者さんの『やっぱり家で』をかなえたい」を目指しお倧きな進化を続けおいる珟圚の薬局。残念ながら䞀般の方にこうした努力が理解・浞透しおいるずは蚀い難い状況のようです。埌玉県内には厚劎省が定めた基準を満たした「健康サポヌト薬局」が180、「地域連携薬局」が174ありたす。皆さんのご自宅近くにもきっずあるので、い぀でも・気軜に・気兌ねなく盞談できる「かかり぀け薬剀垫」を探しおみたせんか



「圚宅察応」で倧切な芖点  倧量の残薬

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