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IPWカフェを開催しました(2025年3月3日)

  • 執筆者の写真: SAIPE
    SAIPE
  • 4月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月11日

 第19回のIPWカフェでは、「知っているようで知らない「社会福祉士」の世界」という興味を惹きつけられるタイトルで、埼玉県社会福祉士会の福嶋克巳さんにお話しいただきました。

 名前は聞いたことがあるけれど、実際どんな仕事をしているのか???そのような方が多いので是非知ってほしい!という思いで、基本的なところから丁寧にお話しくださいました。


 まず、「社会福祉士及び介護福祉士法」で定められた国家資格であり、困りごとのある方の相談に応じて、医療も含めた福祉サービス関係者等と連絡や調整等の援助、すなわち「相談援助」を行う専門職であることを示してくださいました。


 その上で、どんな人のどんな困りごとの相談に応じているのか?という点について、埼玉県社会福祉士会に設けられている委員会の名称を列記することで示してくださいました。それは分野ごとにまとめても以下のように多岐にわたるものでした。




 関わる分野の多様さに印象づけられましたが、「人の困りごとの数だけ、社会福祉士の活動する場面がある。」と締め括られ、分類しても分類しきれないし、対象を限定することはできないのだと、そのような姿勢にも感銘を受けました。


 また、社会福祉士は、直接対象となる方の身体に触れて支援するということがあまりないため、「支援する方と『つながる』や『一緒に動く』ということが必要」とお話しくださいました。

 社会福祉士はその本質として連携・協働を必要としており、逆に言えば、社会福祉士が活躍する場所には必ず連携・協働があるのだと理解しました。


 しかし、それが対象となる方にとって、意味のある連携・協働でなくてはなりません。福嶋さんは、様々な分野で働く社会福祉士ではあるが、共通して大切にしているものとして「権利擁護」があろうとおっしゃいます。

 調べてみると「権利擁護」とは、対象となる方が本当に望んでいることの実現や、その人らしい生活の支援を追求する営為のことのようです。

 福嶋さんは、「専門職の考える最善の選択」が対象となる方にとって望むものなのかどうか、一度立ち止まって考えるきっかけを社会福祉士として連携・協働の場面において提示していきたいと述べてお話しを締め括られました。


 控えめに、私見として捉えてほしいと語られましたが、福嶋さんのお話しを通じて、社会福祉士の皆さんの活躍の場や大切にされていることについて基本的な理解を与えていただいたように思います。


 参加された皆さんの多くも、「困りごとの数だけ活動分野がある」というお話しに印象づけられたようでした。「権利擁護」への理解を深めるトピックとしてお話しくださった「高齢者虐待防止法」についてのお話しも参加者に感銘を与えていました。



 内容は真剣そのものでしたが、ユーモアを交えた楽しい雰囲気のお話しに導かれ、グループごとでの話し合いでも意見交換やおしゃべりが活発に行われたようでした。福嶋さん、有意義かつ魅力的なお話しをありがとうございました!


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IPWカフェは、人の暮らしを支えたい、豊かにしたい!という思いを共有する様々な職種や立場の方々が、オンラインで気軽に話し合える場です。

前半・レクチャー、後半・気軽なおしゃべり(感想の共有など)という構成のオンラインイベントです。お気軽にご参加ください!




 
 
 

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